ICL手術を受けて視力が0.04から1.5まで回復して1週間が経過したのでその報告。
こんにちわ。
先月(2018年3月末)に神戸神奈川アイクリニック新宿院でICL手術を受けてきました。手術を受けてから1週間程度経過したので、経過を報告したいと思います。
視力矯正手術に関して悩んでいる人は色々ググってると思うので、この記事も参考の一つになれば幸いです。
なお、この記事を読むくらいだから、ICLが何かはご存知かと思いますので、その辺の説明は割愛します。
(一応一瞬で何となく理解した気になれる動画を張っておきますw)
ICLを受けようと思った理由
僕は将来、青年海外協力隊で海外ボランティアをしてみたいと考えています。
そうすると行く可能性がある国は発展途上国が多く、コンタクトレンズを使える環境にない可能性があります。(頑張れば使えるのかもしれないけど、かなりのストレスになりそうな予感がしています。)
ちなみにICLは目に約3mmの切れ込みを入れてそこにレンズをインプラントするのですが、発展途上国みたいな衛生環境の悪い場所に適用できるか尋ねたところ、「術後すぐは感染症の危険があるが、状態が安定すれば裸眼と同様の感染リスクが存在する程度に考えてもらって問題ない」と言われました。
状態の安定がどれくらい聞きそびれてしまいましたが、格闘技を行う事やプールに入れるのが概ね1月後を考えるとそのくらいの時期に多少衛生環境の悪い場所に行っても大きな危険はなさそうです。
堀江さんの本に、視力が悪い米軍はICLの助成が受けられるという事が書いてありました。これが正しければ、米軍のような極地に行く可能性のある人でも受けられる手術だという事になります。
(最も、定期検診が1年間は断続的にあるので、1年は経過観察を行いたいところですが。)
レーシックではなくICLを選んだ理由
・可逆性があるから
角膜を削って屈折率を調整するレーシックと違ってレンズを挿入するICL手術は、何か問題があった時挿入したレンズを取り出して、元の状態に戻す事ができす。
ただ正確には目の切開跡は完全には修復しませんし、万が一発生した問題が白内障や角膜内皮細胞の減少が原因であれば、完全に手術前の状態とはいえません。
なので、完全な可逆性を持っているわけではありませんが、レーシックに比べれば、可逆性は大きいと言えると思います。
・格闘技を続けたかったから
レーシックを受けると、個人差はあるものの、角膜の強度が落ちてしまいます。また、レーシックの手術時に作成するフラップと呼ばれる目の表面に作成する薄い蓋が強い衝撃でズレてしまう可能性があります。
従って目に強い衝撃がかかる可能性のあるスポーツはレーシックはオススメできません。僕はグレイシー柔術を昨年から続けており、手術を行った後も続けたいと思っていました。
ICL手術を行なっても角膜強度は落ちず、またフラップも作成しないため、格闘技を続ける事ができるようです。
手術当日
当日は17:00前後の手術だったので、約60分前に病院へ行きました。
行くと2種類の目薬を1時間点眼した後、乱視入りレンズを入れる目印を目に書き込みました。目に線を入れる時はチクっとした感じがしました。
手術中の感想
時間になると呼ばれて手術台へ入りました。
手術中は担当医師の方はレンズを入れる際、眼が圧迫される際など声をかけてくれました。麻酔のため、眼にメスを入れる際に痛みはありませんでしたが、レンズを入れる際に強い圧迫感を感じました。また、非常に明るいライトに照らされる中で眼を閉じれない状況は結構精神的に辛く、これはもう二度とやりたくないなぁと感じました。
手術後の感想
手術直後はぼんやりと視力が回復してる感じがするのですが、麻酔の関係か、眼が染みて落ち着かなかったです。隣で先に手術を受けた人はいびきをかいて寝ていたので染みや痛みは個人差があるのかなぁと感じました。検査後、何もやる気が起きずホテルへまっすぐ向かい、もらった目薬を1時間ごとに点眼して、早目に就寝しました。
翌日の感想
翌朝起きると、視界はクリアになっていて、眼の染みも無くなっていました。景色がコンタクトを入れている時よりもクリアに見え、感動したのを覚えています。こんな簡単に視力が回復してしまう事に違和感を感じて、実はコンタクトがついてるんじゃないかと疑うレベルでしたwwww
そして翌朝の検査では両目視力が1.5となりました。
1週間後の感想
手術を受けてから1週間後、調子は非常に良好で、受けてよかったと思っています。
手術費用は80万円程度かかり、これは流石に高額だと思いますが、個人的にはその価値はありました。手術後1ヶ月続ける目薬は面倒ですが、手術した事を考えると仕方ないように思います。
現時点ではオススメしたい手術です。ただし、感染症のリスクや白内障のリスク、加えて眼内細胞の減少のリスクもある事も事実です。なので経過観察は追って報告したいと思います。
眼を切ってレンズを挿入するわけなので、リスクゼロなんてあり得ないと思います。大事なのはそれらのリスクが許容できる範囲なのかどうか。手術例は日本では少なく、また稀に起きるリスクだけがやたらと大きくクローズアップされ、不安を煽る記事も散見されます。
それを見て不安になるのは当然の感情だと思います。
稀に起こる合併症のリスクがどの程度の確率なのか、定量的なデータを病院側に開示してもって判断するべきなのかぁと感じました。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
経過報告は3ヶ月後や半年後などにまたできればと思います。