公務員・SOCA試験対策でオススメの対策と考え方 4選

この記事は,公務員試験でSCOAが実地される受験生に向けて書いています。
SCOAは対策情報が少ないため,僕自身何をやればいいのかわからず,試行錯誤した部分が多く,回り道の連続でした。
今回の記事を読んで,受験生が少しでも効率よく勉強が出来れば幸いです。


目次
①SCOA対策独自の対策が必要な事
②まず最初に行う事
③各教科の具体的な対策について
④補足その1(結果について)

補足その2(邪道だけどオススメの裏技について)

①SCOA対策独自の対策が必要な事
さて,ご存じの通りSCOAは60分で120問を解く試験で,主に就職試験で使用されます。
現在受験を考えている市町村で,試験時間が60分の場合はこのSCOAである確率が非常に高いです。

公務員試験対策ゼミナールの某予備校や某知恵袋では,
「○○町ではSCOAが出題されますが,まずは通常の公務員対策をしましょう。」的な事を主張していますが,効率がよくありません。

SOCAには独自の対策が必要です。
通常の公務員試験では120分で40問の試験が実地されるのに対して,SCOAでは60分で120問が出題されます。
前者が「複雑な問題を時間をかけて解く事」に対して,後者は「短時間で効率的に問題を解く」事が求められます。
後述する予想問題集をご覧いただければわかると思いますが,ほとんどの問題は時間をかければ解ける問題です。
即ち,時間をかけても解けない通常の公務員試験問題と違い,誰もがよく考えればわかる問題を短時間でわかる問題を解く力が要求されます。
合格点を取るためには,試験形式になれる事。効率な解き方を身につける訓練を積む必要があります。

以降で具体的な戦略について説明します。

 

②まず最初に行う事

まずはこの本を買ってきて五教科すべてを時間を計って解いてみて下さい。

これは現存する唯一のSCOA対策本といっても過言ではありません。

試験終了まで何度も反復練習を行い,全ての内容を丸暗記する事をオススメします。

 

 

【SCOAのテストセンター対応】これが本当のSCOAだ! 【2017年度版】

【SCOAのテストセンター対応】これが本当のSCOAだ! 【2017年度版】

 

 

 

次に自己採点を行い,国語,数学(計算),数学(論理),理科,社会,英語の分野別で正答率を算出してください。

これらの中で,正答率が最も低かった科目から順番に以下の教材を使って学習を行って下さい。

また,正答率にかかわらず,数学(計算),数学(論理)は指定の教材で学習する事をオススメします。必ず出題される上に反復練習で点数が保障されるからです。

 

また,下記サイトもオススメです。

SCOA(スコア,SPI系の筆記試験,適性検査)とは?

問題演習に活用してください。

 

③各教科の具体的な対策について

 

3.1 国語の対策に関して

国語は文章問題と語句問題に大別されます。

ここで比較的対策しやすいのは語句問題です。従ってまずは語句問題の対策をオススメします。

以下の本を使用して下さい。

 

明快! SCOA総合適性検査〈2018年度版〉 (大学生の就職Focusシリーズ)

明快! SCOA総合適性検査〈2018年度版〉 (大学生の就職Focusシリーズ)

  • 作者: 就職試験情報研究会
  • 出版社/メーカー: 株式会社 一ツ橋書店
  • 発売日: 2016/07/08
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る
 

 

 

この本もSCOA対策本なのですが,正直言って最初の本に比べて質が劣ります。

特に現代文の解説が不親切、というか意味不明で納得できないものが多く,問題を解くたびに著しくやる気を削がれるのですが,語句問題に関しては演習量,暗記量が多く覚える価値があります。無味乾燥に羅列されているだけですが,頑張って覚えましょう。

 

また,文章問題の対策ですが,下記の本をオススメします。

 

 

公務員試験マル秘裏ワザ大全【国家総合職・一般職/地方上級・中級用】2017年度版

公務員試験マル秘裏ワザ大全【国家総合職・一般職/地方上級・中級用】2017年度版

 

 



社会人になってから特にそう思うようになった事ですが,現代文ほど解説が納得できないものはありません。たまたま問題を作った人と考え方が合う運のいい人が正答率が高いだけのくそげーなんじゃないかと個人的には思っています。

なので,基本的には選択肢の妥当性から答えを探す技術を身に着けたほうが効率的かなと思います。その詳しい内容は上記に書いてあります。

 

3.2 数学の対策に関して

数学は大きく分けると4つのカテゴリに分けられます。

①計算問題

②サイコロ問題

③順序問題

④その他の問題

まずは確実に対策できる①~③の対策から始める事をオススメします。

 

 

明快! SCOA総合適性検査〈2018年度版〉 (大学生の就職Focusシリーズ)

明快! SCOA総合適性検査〈2018年度版〉 (大学生の就職Focusシリーズ)

  • 作者: 就職試験情報研究会
  • 出版社/メーカー: 株式会社 一ツ橋書店
  • 発売日: 2016/07/08
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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対策本が被って申し訳ないのですが,国語と同じく数学の対策もこれを使います。

時間を計って何度も行って下さい。

サイコロ問題は30秒前後,順序問題は60秒前後に解く事を目標にしてください。

サイコロ問題は解くたびに正確さと速度が上がり,順序問題は間違いが減ります。

また,これ以外にも仕事算などの最低限覚えておくといい問題も出ているので,全問解いたほうがいいでしょう。

ただし,パズルを組み合わせる問題に関しては全く考えてもできる気がしませんし,例のごとく解説が手抜きなのでこれはやらなくても大丈夫かと思います。

 

さらにに④の対策ですが,これは余裕があったら実地してください。

 

畑中敦子の数的推理ザ・ベスト プラス

畑中敦子の数的推理ザ・ベスト プラス

 

 


SCOAよりも複雑な問題ですが,これを簡便にしたものが出題されます。

 

3.3 理科・社会の対策に関して

理科・社会は中学レベルの対策で十分です。

センター試験レベルの内容まで勉強すると膨大な時間が必要になります。

通常の公務員試験では必要な対策ですが,SCOAでは必要ありません。

(これが普通に勉強していたら,非効率だと思う理由の一つです。)

以下の書籍のシリーズがおススメです。

 

実力メキメキ合格ノート 中学歴史 改訂版 (シグマベスト)

実力メキメキ合格ノート 中学歴史 改訂版 (シグマベスト)

 

 


歴史以外の対策本も同シリーズがおススメです。

理科・社会ともに以下の文英堂のリンク先にあります。

http://www.bun-eido.co.jp/products/?menu=2&series=29002

 

3.4 英語の対策に関して

英語に関しては語句,文法問題を重点対策しましょう。

この本がオススメです。

 

 

また,単語力に不足を感じた場合は下記の本がおススメです。

 

 

DUO 3.0

DUO 3.0

 

 

DUOは名著で,公務員試験だけでなく,TOEICや留学時にも役立つ書籍です。

DUOは音声CDが販売されており,ぜひ一緒に購入することをオススメします。

毎日1時間でも聞き流すと相当英文が頭に入ります。

 

 

DUO 3.0 / CD復習用

DUO 3.0 / CD復習用

 

 

 

④補足その1(結果について)

この記事を書くくらいなので試験は合格しました。

結果を聞く前に「あ、これは受かったやろ」と思って記事を書き始めたくらいなので,結構ばっちりの出来だったかと思います。

ここからが大事な事ですが,私が受けた市役所の合格平均点は70点でした。

なので目標する得点は7割という事かと思います。

この7割という得点は公務員試験だけでなく,就職試験も含めた受験者全体の平均からするとトップ2~3%程度の高い位置に存在するそうです。

下記が参考リンクです。SCOAを実地している団体です。


www.noma.co.jp

 

合格者は受験者の3割程度でしたので,結構みんな勉強しているんだなぁというのが率直な印象です。

だけど7割という数字は努力をすれば取れる数字なので,「舐めたら落ちる」という程度に心に留めて勉強のモチベーションに変えていただければ幸いです。

 

 

補足その2(邪道だけどオススメの方法)

邪道なんですけど,とにかく試験形式に慣れると超有利なので,その方法をお伝えします。簡単です。

本命日程前のSCOA実地の自治体、または就職試験を探してきて受ける事です。

これは完全にタナぼたで,私はできなかったんですけど,やっとけばその後の対策に大きな修正を与えられたのでもっと早く気づけばよかったと激しく後悔しました。

もし,運よく近くの自治体にあった場合はおススメです。そしてそこで選考が進んだとしたら,その自治体で働く事も全然アリですし。

 

さて,内容は以上です。

少しでも役立てる情報があれば幸いです。

長々と読んでいただいてありがとうございました。